【健康コラム】薬膳から見た砂糖の効果
こんにちは。若石リフレクソロジスト&食生活デザイナーの木下友子です。
砂糖には
●増量性(欲しくなる量が次第に増えていきます)
●習慣性(砂糖を食べると、だんだんやめられなくなっていきます)
●潜在性(気づかない間に砂糖は心身に影響を与えます)
といった性質があり、まさに白い粉の魔力……つき合い方が難しそうな食材なのです。
が、薬膳の視点から見てみるとどうでしょう。
砂糖が絶対的に悪いもの……ではないことがわかります。
・陰虚の状態:ほてり、のぼせ、目や喉が渇く、便秘、太れない、乾燥肌
・気虚の状態:食欲不振、だるい、疲れる、風邪をひきやすい
・五性は平、身体を温めも冷やしもせず、常食に適しています。
・血虚の状態(血が不足):肌荒れ、肌や髪の感想、顔色が悪い、不安
・陽虚の状態:青白い、手足や下半身が冷えやすい、華奢、下痢、むくむ
・五性は温。冷えや食欲不振の改善、疲労回復、下痢の改善、冷えが原因の生理痛や月経不順に。
・五性は涼。身体を冷やし、肺の機能を高め痰を出しやすくします。
微熱、のぼせ、ほてりの改善、熱中症予防に、いかがでしょうか。
これを見る限り、砂糖は悪くないのでは…と思われるかもしれません。では、なぜ砂糖はいつも悪者扱いされるのでしょうか。
どの砂糖が良くて、どの砂糖が悪いとかではなく、上手な付き合い方(量やタイミング等)を考える必要がありますよね。
★様々な栄養素は、それぞれが複雑に関係しあって、身体に影響を与えています。「これ一つで○○になる」とか、「この栄養素をこれだけとれば○○になる」と単純に言えるものではないと考えておりますので、その点はご注意くださいませ。
26歳で美容と健康のサロンをオープン。「心」「食」「動」 「休」「環(環境)」のバランスが大切と考え、心理学や精神分 析、食事法、東洋医学に基づく健康法等を学ぶ。
現在は育児をしながら、健康と美容の講座を開催中。
・国際若石健康法プロマスター(リフレクソロジスト)・国際若石健康研究会日本分会認定 マスターズ・スクール講師・若石健康普及指導士 ・よもぎテラピスト ・カラーセラピスト ・心理カウンセラー ・食生活デザイナー