夏に多いこむら返りの原因と対策~思わぬ不調が隠れているかも
■夏に多いこむら返りの原因と対策は?~思わぬ不調が隠れているかも
今回は夏に多いこむら返りの原因と、足もみによる対策についてまとめてみました。★足もみの効果とカンタン足もみの方法はこちら
1)冷えが原因の場合
エアコンがしっかりきいた部屋は過ごしやすいもの。汗をかきつつ、暑い外から帰ってきたときは、「あ~~、ひんやりして気持ちい」なんて思ってしまいますが、急に冷たい部屋に入るのは危険。体が熱を発散する状態になっているので、一気に体の芯まで冷えてしまうのです。
また、デスクワークをしているとふくらはぎが冷える…という女性の方も、私のサロンには多くいらっしゃいます。
もしも「冷え」が原因で足がつったなら、かかとをしっかりと刺激してみましょう。かかとには腰のあたりの反射区が集まっています。下半身の冷え対策として腰の血流を良くしておくことはとても大切です。また、家に帰ってもシャワーだけで済まさず、お風呂に入ることをおすすめします。
1)暑さ(汗)が原因の場合
暑くて汗をかくと、体内から汗と一緒にミネラルが出ていってしまます。寝苦しい夜や、外出時に汗をかいたときは、水分だけでなくミネラル補給も意識してくださいね。
特にマグネシウムが不足すると足がつったり、こむら返りになったりすることも。なぜならマグネシウムは筋肉をゆるめる働きを担っているからです。
マグネシウム不足の方にオススメの反射区は小腸・大腸・甲状腺・脾臓の反射区。(反射区の位置は下記参照)日頃からしっかりもんでおきましょう。
また、マグネシウムの補給には昔ながらの和食がオススメです(野菜、魚、納豆、昆布等)。エプソムソルトでの入浴も良いですね。
今、まさに足がつったという方は、副甲状腺の反射区をぐっと一点、押してみましょう(反射区の位置は下記参照)。副甲状腺は、カルシウムの濃度を「調整」する働きを担っています。汗をかいてマグネシウムが出ていき、カルシウムが過多になると、筋肉は過剰に収縮してしまうのです。
夏のこむらがえりを予防して、朝の絶望感からさよなら!
足のつりやこむら返りには、肝臓の不調(特に肝硬変)や、腎不全が関わっている場合もあります。また、日頃から腰に過剰な負荷がかかっているときもこれらの症状が起こりやすいです。体のサインを見逃さず、ご自身をいたわってあげましょう。
※足のつり・こむら返りについては執筆者(木下友子)のブログで詳細をつづっていきます。
※足もみは全体をまんべんなく、しっかりもむことが大切です。 体調というものは様々な臓器・器官の活動が複雑に絡み合った結果ですので、応急手当としての足もみは別として、一か所だけを刺激すれば良いというものではないことをご理解ください。