木村秋則さんの講演リポートその1肥料が温暖化進行に拍車をかけている~自然栽培フェア
2024年12月8日(日)、自然栽培フェアを開催いたしました。
おかげさまで満員御礼。
350人の方にお越しいただくことができました。
午後から開催された木村秋則さんの講演の内容を、
メモに書きとれた範囲ではありますが、
少しずつ皆様とシェアしていければと思っております。
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■木村秋則さんのお話
生産者は肥料がないとダメと言いますが、
本当にそうなんでしょうか。
肥料は環境破壊の原因になっていると
気づいてほしいのです。
たとえば投入したチッソ肥料が
作物に吸収されるのは全体の10~15%ほど。
その他には、雑草に10~15%、
土に20~30%が入っていきます。
じゃあ、残りの30~40%は
どこに行くのかというと、
ガス化して大気に入ったり、
地下水に入っていくわけです。
つまり肥料は、
温暖化や環境破壊に
拍車をかけるものでもあるのです。
私がこれについて話しても
「何を言うか、木村。」と怒られますが、
たとえば東北大学の研究結果でも、
同じことが言えるとなったらどうでしょうか。
実際、東北大学の研究によると、
標準的なチッソ肥料を与えたものと、
5年間肥料を与えなかったものを比べたときに、
メタン(ガス)サイクルは1から4.1に、
窒素代謝が1.0~3.4に高まることがわかっています。
つまり、
肥料を与えなかったものの方が、
養分の吸収効率が高まり、
温室効果ガスの抑制につながるということなんです。
これは、肥料を与えなかったことにより、
微生物の種類や働きに変化が表れ、
植物が自主的に養分を供給する
可能性が高まったと考えられています。
肥料を使うことが、
地球環境にも影響を与えていることを
知ってほしいと思います。
(一部意訳してお伝えしております)
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