お子様の運動能力向上・ご高齢者の転倒防止に足もみがおすすめ
足に伝わる刺激は、脳にも大量の情報として届いています。
これは、外からの刺激をキャッチする「メカノレセプター」という細胞の働きによるものです。
メカノレセプターは足の指やかかとに多く集まっており(※)、「今、立っている地面は傾いているのか?」「濡れているのか?」「滑りやすいのか?」「やわらかいのか?」……等々の刺激をキャッチし、大量の情報を脳へと送ることで、バランスの良い歩行や立位(まっすぐたつこと)をサポートしています。
ところが、このメカノレセプター、使われないとすぐに機能が衰えてしまいます。
すると、バランスをとることが難しくなり、ふらついたり、つまずきやすくなったり、こけやすくなったりするのです。
どうしてこの機能が衰えてしまうのか、というと、シンプルに加齢が原因のひとつではあります。
また、足のケガ、神経の疾患、寝たきり状態、さらには重すぎる体重や重すぎるものを持つライフスタイルも機能低下の原因とされています。
そこで有効なのが、大人であれば荷物を軽くしてのウォーキング。お子様なら足指じゃんけん。ご高齢者の方なら青竹踏み……そして足もみです。
足に適度な刺激を与えることで、メカノレセプターの機能低下を防ぐことができるのです。病気で寝ている人にも、
運動やダンスを習っているお子様にも、スポーツをしている方にも、加齢による転倒を防ぎたい方にも足もみがおすすめです。
●かんたん足もみの記事をご参考にしていただき、上で紹介した反射区を特にしっかりもんでみてください。
※足もみは全体をまんべんなく、しっかりもむことが大切です。 体調というものは様々な臓器・器官の活動が複雑に絡み合った結果ですので、応急手当としての足もみは別として、一か所だけを刺激すれば良いというものではないことをご理解ください。 ※かんたん足もみの方法はこちら