お田植祭リポート/記事提供:NPO法人大阪府木村式自然栽培実行委員会
ケイフィールズが協賛するNPO法人理事長による「お田植祭」リポートをお送りします。
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今年も田植の季節が来ました。恒例となっていますNPO法人岡山の「お田植祭」に参加しました(六月二十二日開催)
お田植祭の会場となったのは、倉敷市。NPO法人岡山の理事長である 高橋氏の圃場(※)です。
※圃場(ほじょう):農産物を育てる場所
十一時から、今年の豊作を祈願する祭礼儀式が執り行われ、参加者一同がお祈りを捧げました。
今年は大阪の清風学園の生徒や先生方九名が参加され、有志の方と共に20名ほどで田植えに取り組まれました。
自然栽培の苗の植え付けは、慣行栽培とは異なり、1~2本の苗を植え付けていきます。見た目には少し貧弱な、寂しい感じの植え付けですが、この1~2本の苗が40数本程に分蘖(ぶんけつ)して、慣行栽培負にけないぐらいの立派な稲になります。
苗の植え方は「ふぁっと土に置くぐらいの感覚」で良いとされています。しかしその感覚がなかなかつかめず、植えた苗はすぐ倒れて水につかってしまいます。そうするとどうしても深く植え付たくなるものですが、少し倒れるぐらいの方が、苗はがんばって根を張ろうとしてたくましく育ちます。
皆さん田んぼの泥に足を取られそうになりながらも一生懸命、苗を植えていらっしゃいました。印象的だったのは、清風学園の先生方が「楽しい、楽しい」と、喜々として子供のように田植えをしていらっしゃった光景です。
田植えを無事に終えた後は、高橋理事長の自宅にて、参加者有志の懇親会が行われました。
清風学園の方々も別室にて参加されました。食後の質疑応答タイムでは、限られた時間ではあるものの、生徒さんの真剣な質問やご意見が飛び交い、お帰りの時の満足そうな表情がまた、印象的でありました。
秋にはこの稲を刈り取る「収穫祭」が行われます。清風学園の皆さんもご参加の予定であると伺いました。
今年も無事に稲が成長をして「収穫祭」が行われること祈念いたします。
NPO法人大阪府木村式自然栽培実行委員会 理事長 稲田義昭