木村秋則さん奇跡のりんご園訪問/記事提供:NPO法人大阪府木村式自然栽培実行委員会
ケイフィールズが協賛するNPO法人理事長による「奇跡のりんご園」リポートをお送りします。
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今年も青森県弘前市にある木村秋則さんの「りんご園」を訪問しました。りんごの真っ白な花を観たくて!
そもそもこのりんご園訪問が 実現した経緯のお話から……。
私は木村秋則さんの提唱される「自然栽培」に関わって今年で8年目になります。
2013年には木村秋則さんのりんご作りの苦労を取り上げた「奇跡のリンゴ」という映画が製作されました。その映画を観賞してからというもの、「りんご園を実際に見てみたい」との思いはますます強くなり、木村さんにお願いをしたところ、「いいよ」との返事を頂けたことがきっかけとなりました。
そして2016年、大阪の実行委員会のメンバー数名とお伺いをしようという段階で、日ごろから我々の活動にご協力頂いている方にもお声がけをしたところ、「参加したい」とのお返事を多数頂き、あっという間に人数が増え、総勢40数名ほどで訪問をすることになりました。
それから4年。リンゴ園の訪問は毎年実現し、今ではこのイベント企画は大阪のNPO法人が主催する慣例イベントになりました。
さて季節は「桜祭り」の後とは いえ「まだ桜が少し残っている」との情報が、木村さんのマネージャーである山根氏からありました。
そこで初日は早めに青森に着き、弘前城を見学。本当に少しですが残っていた桜を見ることができました。
その後は懇親会が開催される「レストラン山崎」に向かいました。
オーナーシェフである山崎さんは、木村さんのりんごがなかなか売れない時代から、りんごを使った料理をお店で提供したり、自然栽培の食材を使った「夢のディナー」を各地で開催したりと、りんごの消費および自然栽培の普及活動を促進してきた木村さんの盟友であります。
ディナータイムは大変楽しく、木村さんとの会話や、参加者同士の親睦、自然栽培についての情報交換等、充実したひとときとなりました。
そしていよいよりんご園訪問の当日。木村さんのリンゴ畑は見事にリンゴの白い花が満開でした。
その畑で木村さんはご自身のりんご園を例にしながら、2時間近くお話しをしてくださいました。
また、木村さんのりんご園を研究していらっしゃる弘前大学の杉山教授にも、「なぜ自然栽培のりんご作りが成功したか」を専門的な見地からお話しいただき、参加者の皆様は熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
お昼の十一時になると、楽しいランチタイム。前夜のディナーで私たちを もてなしてくださった山崎シェフが、こだわりの食材による「特製弁当」を作ってくださいました。
なんとその時にサプライズ!木村さんから、「少しではありますが、奇跡のリンゴを皆さんにプレゼントしたい」というご提案をいただきました。参加者の皆さんはびっくり仰天。素晴らしいお土産となりました。
帰りのバスの中では、「来年もぜひこのイベントに参加したい」との声をたくさん頂戴し、主催者としての喜びを感じさせていただきました。
~後話~
暑さの中で熱弁されたせいか木村さんは体調を崩され、1時間ほどの休憩をとられました。大変心配しておりましたが、そのあと元気になられ、参加者の皆さんとツーショットの記念写真撮られるなど温かいお見送りをしていただきました。感謝!
NPO法人大阪府木村式自然栽培実行委員会 理事長 稲田 義昭