2013年6月15日に大阪で行われた木村秋則氏講演会を3回に渡ってリポートする。

映画「奇跡のリンゴ」が公開8日で31万人を動員し話題となっている中、モデルとなった木村秋則氏が会場に到着すると、準備中のスタッフからは大きな歓声が上がった。当日は雨にもかかわらず、近畿地方を中心に全国から約300名が講演会に参加。事務局の稲田氏は「前日まで参加希望の電話がなりやまなかった。こういうことは初めでです」と語った。

【写真】講演会場は大阪府松原市の池内記念会館。

講演会の1時間前からは自然栽培の商品が販売され、訪れた人たちは普段目にすることが少ない自然栽培の野菜や加工品を手に取り、買い物を楽しんでいた。また、木村秋則氏が育てたリンゴ（展示品）の周りには写真を撮る人たちが多くみられ、その香りや手触りに驚きの声があがっていた。

【写真】木村秋則氏のリンゴ、映画試写会のパンフレット、奇跡のリンゴを使ったお菓子。リンゴは今年の1月から主催者が保存していたもの。

【写真】自然栽培の苗（岡山県の有限会社フクダノウサンより提供）。希望者にプレゼントされていた。

 

■主宰団体である大阪府木村式自然栽培実行委員会に寄せられた感想の一部

「やはり自然栽培を頑張っていこうと思いました。」 

「植物の気持ちになって、植物の好き嫌いを考えてみると良いと言われたことが本当に印象的でした。」

「木村さんの熱意と心の温かさが伝わりました。常識が正しいとは限らないとの言葉がひびきました。」

「食の大切さ、自然とのかかわり、あらためて考えていきたいです。ありがとうございました。」

 

 ＜関連リンク＞

●木村秋則さん公式サイト【木村興農社】

●大阪府木村式自然栽培実行委員会（講演会主催団体）　※詳細リポートはこちらで確認できます

●岡山県木村式自然栽培実行委員会（講演会協賛団体）

●映画「奇跡のリンゴ」公式サイト